2007年 01月 10日
子供の怪我防止とブーツの選び方 |
(画像は昨日の峰の原スキー場)
子供を連れてスキー&ボード。怪我をしてしまって、痛い思いをさせたくないし、せっかくの時間を台無しにもしたくありませんよね。
子供は身体も柔らかく、大人より怪我をしにくいとも言えます。その一方まだ、未完成の身体は弱い所も多い。
今回、怪我の防止のために親のできることのうち、ブーツについて。
適切なサイズのブーツを選ぶこと。
これはShopで買う時でも、レンタルする時でも係員の人にはできないこと、親でないとできないことなんです。
スキー&ボードブーツは"靴"ではなく、"用具"です。ブーツを履かせた時、子供は普段履いている靴の感覚で大きいとか小さいとか言います。(大人でも多いですが)
普通の靴って割と隙間がありますし、靴の中で足が動くものです。(そうでないと痛かったり、靴擦れになったりしちゃいますから)ところが”ブーツ”は基本的に隙間無し・動き無しです。
隙間があっていいのは親指の先に少し。動きも指が多少動くだけ。
もし、普通の靴のようなゆるみのあるブーツを履いてスキーをした場合、どのような危険があるのでしょうか。
スキーの場合、転んで足がひねられた場合、金具がはずれて怪我から救ってくれます。金具の調整をきちんとするのは当たり前ですが。
ぴったりとしているブーツなら、転ぶ→足がひねられる→ブーツにひねりが伝わる→ブーツがひねられる→金具がはずれる。
ゆるいブーツの場合。 転ぶ→足がひねられる→ブーツの中で足をひねる→ブーツにひねりの力が十分に伝わらない→金具ははずれない→足部分の怪我。
となってしまいます。
子供のブーツサイズを選ぶ時どうすればよいでしょうか。
店員は小さいと言われればそれ以上は言えません。まして、あとで靴が小さかったから足が痛かった、子供がいやがってしまったなどと苦情を言われるよりは、「少し大きい」ブーツの方がトラブルが少ないというのが事実です。
親が、子供に「普通の靴とは違うんだよ。もし緩いと危ないからピッタリ!の靴をお父さん(お母さん)がみてあげるね」といって、あげましょう。
はかせる靴下は薄手の綿。織り柄の無いものがいいです。間違っても分厚い毛の登山用みたいのはだめですよ。保温は靴下でするものではないのです。(高機能繊維を使った織り柄のない中手の良い靴下もありますが、高いですよ。)
リアエントリーの靴は足を入れて、つま先で床をたたいて足を一番前までいれて、後ろの隙間を見てあげましょう。踵の後ろは5mm程度というとこですね。そしてリアを閉めてみた時、子供のふくらはぎの太さによって、きちんと締められるか、きついか見てあげましょう。
フロントバックルの場合、外からはわからないので、インナーブーツを抜いてしまいましょう。抜いたインナーブーツを履かせて、踵を一番後ろにし、つま先を指で押してみて1㎝弱位ですね。
どちらにしても、足の形とブーツの形が合う合わないということもあるので、できればサイズだけでなく種類もいくつか試せるといいですね。
あと、もし靴擦れができた場合。それはブーツが小さいのではなく、大きい場合がほとんどです。だって、「擦れる」っていうことは、「動いて」いるわけで、ブーツの中でそんなに足が動いちゃいけないですから。
by P_annapurna
| 2007-01-10 09:23
| スキー・スノーボード